AQUA HEALTH COMMUNICATIONS
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 水想観
Vol.5 平成15年5月

[ 足元からの実行が先 ]
 

 イラク戦争が始まった最中の3月26日にカザフスタン・キルギス・タジキスタン・ウズベキスタンなどの中央アジアの国々の青年たち25名がJICA(国際協力事業団)の青年招聘事業で来日した。JICA青年招聘事業は、人材育成支援の一環として開発途上国の将来を担う青年たちを日本に招き、専門分野についての研修や日本人との交流を行う事業で、開発途上国の人材を育成するとともにお互いの理解と信頼を深め、友情を築くことを目的にしている。1984年の開始以来、125ヶ国・地域から23,000人以上の青年たちが来日している。

 4月1日(火)桜が満開の東京・武蔵野市の総合体育館で武蔵野市と(社)日本スイミングクラブ協会の後援、(財)日本ユースホステル協会などの協力で都内分野別プログラムの1つとして『水中運動セミナー』が開催された。武蔵野市は、全国でも住みよい街として人気が高く、文化人が多く住む街として知られている。また、行政サービス1の街としても名高い。

 この日に開かれた『水中運動セミナー』では、武蔵野市の担当者より武蔵野市健康づくり(含福祉サービス)について説明が行われた。続いてシニアの水中運動プログラム(水中運動健康法)の概要や『寝たきり予防や介護予防』についての講義が行われた。旧ソ連が崩壊した時に社会福祉関係の知的資産まで霧散してしまったとのこと。いずれもロシア語の通訳を交えての講義であったが熱心に受講する姿がとても印象的でこれからの国づくりにかける青年たちの意気込みが伝わってきた。

 この中でPPK(ピンピンコロリ)の話の後に中央アジアでは子供の死亡率が高いので日本の高齢化の状況とうまくミックス出来れば良いのに‥‥といった感想も聞かれた。また、ツボマッサージには大変興味を覚えたようで腰痛に効くツボは?といった質問まで飛び出した。午後からは屋内温水プールに移動して水中運動のプールワークが行われた。イスラム教の関係で女性はプールには入らないと思われていたが、ほとんどの青年たちは本国から持参した水着を着て歓声を上げて水と戯れた。さらに参加した市民の方たちと仲良く水中運動の実技を楽しんだ。

 また、重度身体障害者(筋ジストロフィー)の水中運動プログラムには関心を示した。青年たちの中には医師や理学療法士、教師などもいて障害者と一緒にプールに入って水中機能回復訓練の実技も体験した。今回はわずか一日の研修であったが、水中運動を通じた『人から人への心のふれあいで育まれた』友情や研修の成果を母国に持ち帰り、世界各地の町々でこの交流の成果が是非とも実るよう期待したい。

 最近、経済同友会が公表した「企業白書」では、これからの経営理念は『収益一辺倒』を脱却することであり、社会的責任を果たすことこそが、企業の持続的成長と発展につながる、という。つまり、企業として地域社会や環境問題などへの取り組みを積極的にせよ。という指針だ。(よみうり寸評)

 まさに『Think Global Act Locally』
 まずは、足元からの実行が先である。


(有)アクアヘルスコミュニケーションズ
大方 孝

 
 

 

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