AQUA HEALTH COMMUNICATIONS
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 水想観
Vol.3 平成15年3月

[ 狩猟民族のように ]
 

 1月25日、26日に、札幌市の「札幌アスレチッククラブ」で(社)日本スイミングクラブ協会北海道支部主催の水泳指導者講習会が開催された。

『4人に1人が高齢者という高齢社会を迎えつつある現在、健康で長生きをすることは、全ての人々に共通の願いであります。
 健康や自立の維持にはある程度の運動が必要であり、それもケガの少ない、安全な運動が望まれ、その条件を満たすものとして、水の特性を活かした水中運動が注目されています。
 水中運動の正しい知識を養うため、何をすべきかを研究しようというのが今回の講習会の目的です。』
 (講習会案内文より) というテーマで道内の各地から水泳指導者75名が参加して講義と実技の講習が行なわれた。

 北海道といえば一人当たりの老人医療費が100万円を超え全国で一番。しかも都道府県別の合計特殊出生率でも全国平均の1.33を下回る1.21と首都圏並み(東京都1.00)の土地柄でもある。『少子高齢社会』を地で行く地域だけにこの時期の講習会開催の社会的な意義は大きい。しかし業界では会員数が前年比10%減という状況を反映してか、指導者数も減り講習会に参加したくとも参加出来ないという声も。プールを開設すればすぐに満員、予約待ちが100名余という時もあった。

 また、指導員も不足していた時代、泳げさえすれば、すぐに誰でもが指導員になれた。確かに相手が子供中心であればそれはそれでよかった。最近では集客の為には入会金免除は朝飯前、おまけに入会月の会費までが免除とかの有り様。過去の甘い経営のツケがまわって価格競争に走るしか手だてがないのは余りにも情けない。今や人口の半数をシニアが占める時代。『健康が一番の関心』というシニア層を獲得するためにも長期的な観点から「シニアを指導できる指導者の育成」に積極的に取り組む必要がありはしないだろうか!?

 まして経験豊富で本物を見分けられるシニア相手であるが故に『専門知識や技術、プレゼン能力』が求められるのは当然のことで、指導者にとっても一にも二にも勉強が必要だ。また経営者も人材育成のためのコストを惜しんではならない。人口の高齢化がもたらした「健康志向」という千載一遇の機会を捕らえ、業界を活性化し、社会的な使命を果たすチャンスでもある。

 そのためには、伝統的な農耕型の思考パターンから狩猟遊牧民型の思考パターンに切り替えることだ。土地を改良したり、品種の改良で豊かになるためにコツコツと働くだけでは、もはや通用しない。今まさに大地震や大噴火、隕石の衝突に匹敵するような天変地異=人口構造の変化が起こっている。このような時代を生き抜くには狩猟遊牧の民のように「獲物の在り処を嗅ぎ取る能力」や「獲物を捕らえる腕=技術」を磨くことが重要だ。国技である大相撲も平成の大横綱が引退し、替わりにモンゴル出身の新横綱が誕生した。大相撲の世代交代、この変化も偶然一致か!?


(有)アクアヘルスコミュニケーションズ
大方 孝

 
 

 

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