AQUA HEALTH COMMUNICATIONS
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Vol.10 平成24年1月

 

第10回 
「水中運動をはじめるために〜願いがあるなら叶えに行こう〜」

 運動をすること、続けることの大切さ、素晴らしさを伝えることが出来るのは、現場で直接指導にかかわるインストラクターです。昨年の4月から、読者の皆様と『コミュニケーション力』を充実させるには、どのようにしたら良いか!?という視点から共に学んできました。
 さて、今回からは、会員様に運動を効果的に継続・実践して頂くうえで、運動指導をどのようにサポートし、その結果として健康づくりに導いていくかという理論を共に学んでいこうと思います。
 運動の実践が健康づくりや生活習慣病予防のために必要であることは周知の事実です。「@始める(=運動行動を選択しづらい)」、「A続ける(=選んでも継続できない)」、そして、「B逆戻り(=運動を停止してしまう)を予防する」ことに関して”意図的に働きかけ”を行なうための『しかけづくり』について考えてみましょう。

運動開始のバリア要因とは?

 運動開始に当たって見られるバリア要因とは、運動を行う際にその行動の開始を妨げている要因や事柄を意味します。例えば「時間がない」、「仕事や家事が忙しい」、「体力がない」、「疲れた」、「天気が悪い」など、まさにこれらの原因を行動(運動開始)を妨げる『バリア要因』と呼びます。

思い込みの修正‥

 加齢に伴い、新たな内容を受け入れる意欲が減退し、特に長い間運動に馴染みがなかった人たちにとっては、運動に挑戦することは難題と映るかも知れません。このような運動に関する“誤った「思い込み」”は、運動の実践を妨げる大きな原因となります。例えば、「今から運動してもこの歳だから効果は見込めない。」「運動はきついので私には出来ない。」「水着になるのは、面倒だし、恥ずかしい。」「泳げないのでプールで水中運動など出来ない。」というような誤った思考です。先ずは、対象となっている方へ「参加者年齢・参加者疾患例・運動回数・スパッツ型水着の紹介・水温等」の実例を示しながら、先入観となっている思考パターンとなっている考え方を現実的な考え方に修正が必要です。さらに運動を行おうという態度を人々に形成させるには、その人にとって理解が容易な知識として各々の身体・体力レベルに応じて行なえる内容であり、楽しめる要素が含まれる運動であることを伝えることが大切です。

間口を広げわかりやすく・・

 運動をしてみたいと思っている人は意外と多いのですが、周りからの誘いかけなしで、自発的に始める人は、そう多くはいません。特に、高齢者は体力や運動能力が低下しているので、いきなり運動を始めるとか、運動をするために特定の施設などへ出向くこと、それ自体が始める前から行動を起こす敷居を高くしています。また、運動に対するイメージについても、例えば水泳=競泳という具合に競技スポーツを連想している場合が少なくありません。従がって、現実に行なわれている運動の内容について、しっかりと説明を行い、運動を始めるといった健康行動を採択するに当たっては、高い敷居を設定するのではなく、「何もやらないよりはわずかなことでも行う方が良い。」「先ずは、出来ることから始めてみましょう!」と実践可能な行動から始めることから勧め、「採択」させることが重要です。
 また、運動を行う気になっていない人たちには、運動を指導する前に、物の考え方やその人の感情に働きかけること。例えば、やる気のない人たちに、いきなり専門知識を示すのではなく、押し付けるでもなく、平易に理解できる言葉で運動の重要性を示したり、そのまま運動不足でいると将来どのようになっていくかという結末をその人自身にイメージさせると効果的です。

効果的なきっかけづくり・・

 「私には出来ない。絶対に出来ない。」と言っていた人が何らかの行動を始めたり、修正しようとし始める時に、その人にどのような変化が起こっているのかを観察し、考えてみることが重要です。つまり、相手が耳を傾け運動を始めるきっかけとしては、「このままでいるとどんなに悪いことになるか」と自分の不利に本人が気づいた時です。次に、「行動したり、修正したりするとよいことがある」と自分が変わることの利点に本人が気づいた時です。最後に、「それだったら出来るかも知れない」と楽観的な気持ちになった時です。相手を変えていく為には、このままの状態で行くとどうなるかということを自分自身で考えさせていくこと。そして次には、こう変えるとこんなに良いことが待っているんだということを気づかせること。最後に、これなら出来そうだとその人に合わせて「きっと、できますよ。あなたなら」と背中を押してあげるような言葉がけをすることが重要です。

困った問題の解消…

 運動教室に参加する際に生じるアクセスの問題は、多くの人にとってバリア要因となります。例えば、高齢者が決った時刻にある場所へ行くためには、自力で歩いていくか、費用を掛けて交通機関を利用する必要があります。虚弱な高齢者はこの段階で躓くことになります。また、昼夜忙しく働く勤労者にとっても、時間や心身の負担感は行動を妨げるバリア要因となります。
 教室タイプの運動とは別に、公開講座など地域・職域・自宅周辺などで行なうことを想定した運動の推奨も必要です。

対象者に合わせた運動内容の推奨…

 運動開始に先立って見られるバリア要因の内容については、フロント・クルーの皆様やインストラクターの皆様方が、普段の接客接遇や運動指導において、恐らく無意識に自然に行なっている内容ではないかと思います。これらのバリア要因を1つでも多く解消するように募集方法の工夫をして、チラシやパンフレット、会報などを作成すれば、必ず集客に繋がることと思います。

【参考文献】
・「サービス業のためのホスピタリティトレーニング」清水均著 日経BP社
・「プロフェッショナルの条件」P.F.ドラッカー著書

大方ことみ http://www.ahc-aqua.com/
健康運動指導士・JSCA公認メディカルアクアフィットネスインストラクター等
【水中運動を 楽しく・効果的に・安心に受講いただくために】
生活習慣病予防(メタボ&ロコモ)子育て支援、介護予防などお役立てください。

 
 

 

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