AQUA HEALTH COMMUNICATIONS
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Vol.34 平成21年1月

 

競合は同業者とは限らない

 明けましておめでとうございます。
 昨年の4月より連載を再開した「マイオビニオン」コーナーを毎回お読み頂きまして誠に有り難うございます。2009年が皆様にとって、“健康”に恵まれ、“実り多い”一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
 勝手ながら弊社の2008年を総括すれば、孤軍奮闘したにも拘わらず、結果は一進一退という一年でした。しかし、あらためて振り返ってみると極めてエポックメーキングな一年であったように思います。

 昨年は、クライアント先との協働事業として、杉並区内初の民間事業者として運動サポーター協定を締結した企画「杉並ウエストサイズ物語・脱メタボ! ワンコイン水中チャレンジメンバー」事業を展開推進しました。メタボ健診のアウトソーシング事業での区市町村などのニッチな市場を開拓した地域ミート戦略が奏功しました。また、少子化対策プログラムとして、杉並区の「子育て応援券」を活用した事業も結果を残すことができました。
 さらに、8月より東京都府中市の「介護予防水中プログラム事業業務委託」に応札、業界最大手の某4社と弊社の計5社の指名競争入札の結果、幸運にも弊社が落札することができ、3月までの4期の教室を受託しました。
 本年は、従来からのコンサル事業、アウトソース事業、健康づくり事業に加えて、これらの少子化対策プログラム、メタボ対策プログラム、介護予防対策プログラムの3つの水中運動ソリューション事業が、弊社の事業の中心になってくると思います。この3つのソリューション事業を、さらにさらに大きく育て枝葉を茂らせることができるように歩みを進めたいと思っています。どうぞ宜しくお願いいたします。
〜 さて、新年に当たり2009年の業界の展望と課題を考察してみたいと思います。

 最近では、IT化とグローバル化が進んだ結果、様々な業種で、異業種からの新規事業参入が増えてきています。そのため、どこからどんな参入方法で“見えない敵”が近づいてきているのか分かりにくくなってきています。例えば、スポーツクラブ業界の最大手はコナミスポーツですが、こちらはゲーム業界からの参入です。またゲーム機業界の任天堂の競合は? と言えばどこでしょうか。多くの方は、「ソニー?」と答えるでしょう。しかし、現実は、そんなに簡単な話ではありません。ご存知のメタボ対策商品の「健康検定」は、そのソフトや書籍が任天堂DSで販売されています。DSの最新ソフトの「歩いてわかる生活リズムDS」では、健康的に生活できるリズムを見つけるサポートとし毎日の歩きと計測が楽しみになるさまざまなバーチャル機能が用意されています。
 また、このDSの最新モデルではカメラや音楽再生機能とネット接続機能を持っています。さらに、地デジを見ることの出来る附属品も用意されてきます。まさに音楽再生機能とネット接続機能の領域では、アップルのi‐podと競合してきます。そして、アップルの最新i‐podでは本体を傾け振り回して遊べるゲーム機能付きの商品を発表しています。これはテレビゲームと競合します。それでは、これらのゲーム業界の競合関係をまとめて見ましょう。「任天堂VSソニーVSマイクロソフト」となる訳ですが、これにアップルという対音楽プレーヤー業界の競合関係がさらに追加される訳です。さらに、通信機能やダウンロード機能の領域を加えると、対携帯電話メーカーの競合関係が加わることになります。
 そう考えると、任天堂のWii‐Fitは、リアルのフィットネスクラブや、スポーツグッズメーカーとも競合することになりそうです。つまり、幾つかの業界をまたぎ、リアルとネットの間をクロスするビジネスモデルが出現した結果、どこの業界からどんな参入方法で“見えない敵”が近づいてきているのかが、大変分かりづらくなって来ているのが分かります。
 つまり、これからは、近くの同業他社がライバルになるとは限りません。少子・超高齢化などの社会構造の変化やIT化、グローバル化、さらには法改正や制度の変化等により、SCの本当のライバルは、バーチャルな“Wii‐Fit”などゲーム関連の会社や、体組成計や歩数計などの健康関連商品やクロスウォーカーなどの衣料品メーカー、ウォーキングシューズなどのスポーツ関連会社、エクササイズDVDソフト「ビリーズブートキャンプ」やエステティックサロンなどのダイエットプログラムなどもライバルとなりうることも当然予想されます。また、茶系飲料や食用油など中性脂肪値改善の訴求効能を持つ特定保健用食品etc…なども競合相手となる可能性が高くなってくるのではないでしょうか!?
 従って、SC同業者がパイ(=市場)を奪い合うような従来の競合から、SC事業者同士が共に力を合わせて、地域内でイベントや協働事業等を通して、パイ(=市場)自体を拡大するように、共に努力し、共に繁栄する(=Win‐Win)関係が構築されるような”水商売”を展開する。さらに、これらのバーチャルなサービスに対抗したリアルなサービスを徹底的に追求していく姿勢が重要です。つまり、従来の古いビジネスモデルから脱却して新たな仕組みつくり、ビジネスモデルの創造という方向性を希求すべきだと思います。

 少子超高齢化が進展する中でマーケットは大きく変化しています。顧客との長期的な関係つくりができなければ、持続的な成長は期待できません。
 最後に、今後のヘルスケア市場のキーワードは…ずばり! “専門化” だと思います。今こそ、“人財の専門化”を図り、『専門家』を抱える事が、何よりも時代の変化に対応する処方箋だと考えます。これこそがリアルサービスの究極の極意です。
〜なるほど、なるほど。最後までお読み頂きまして有り難うございました。読者の皆様に何か良い“気づき”があれば幸いです。では、今月はこの辺で。

(有)アクアヘルスコミュニケーションズ
大方 孝

 
 

 

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