AQUA HEALTH COMMUNICATIONS
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Vol.33 平成20年12月

 

メタボ対策市場を掘り起こせ!!

 今回もお読み頂きまして有り難うございます。
 前月は、「杉並ウエストサイズ物語」の協働事業として、杉並区内初の民間事業者として“スポーツハイツ・スイミングスクール”が、運動サポーター協定を締結し、企画した「杉並ウエストサイズ物語・脱メタボ!ワンコイン水中チャレンジメンバー」の事例をご紹介しました。メタボ健診のアウトソーシング事業で市区町村などのニッチな市場を開拓した地域ミート戦略の実例は、ご参考になりましたでしょうか?!
 この協働事業により「スポーツハイツ・スイミングスクール」は、11月16日(日)杉並保健所健康推進課より『運動サポーター特別賞』を贈呈されました。
 〜さて、今月は、厚生労働省が発表した「国民健康・栄養調査」から生活習慣病に陥る可能性が高い現代人の生活実態についての記事をご紹介します。
 「多くの国民が運動不足で、食生活が乱れている」(MSN産経ニュースの記事)
 厚労省によればメタボリックシンドロームをはじめ生活習慣病に陥る可能性が高い現代人の生活が浮き彫りになっています。放置すれば、糖尿病や脳梗塞などになりかねないメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)。20歳以上において、メタボリックシンドロームが強く疑われる者の比率は、男性21・2%、女性10・5%。予備軍と考えられる者の比率は、男性24・3%、女性7・1%であった。40歳?74歳で見ると、強く疑われる者の比率は、男性24・4%、女性12・1%、予備軍と考えられる者の比率は、男性27・1%、女性8・2%であり、40歳?74歳の中高年男性の2人に1人、女性5人に1人がメタボリック症候群の該当者かその予備群であることが判明した。該当者とその予備軍は、合計で約1940万人と推定している。厚労省は、「4月から始まったメタボ検診制度の取り組みをしっかりと手がけていく必要がある」としています。

 日常生活で1日60分以上歩いたり、自転車に乗ったりといった体を動かすことをしていない人は、20〜50代男性の4割以上を占め、女性でも20〜40代で4割以上となった。年代別で見ると、職場で中核となって働いている30〜40代男性で運動不足の人は5割近くに達した。また、1年間継続して、1回30分以上の運動を週2回以上行なっている人は、30代男性が最も低く、女性は20代が最低だった。逆に男女とも60代以上は健康に気を使い、運動を習慣的に行っている傾向が見られた。
 また、食生活の乱れも鮮明になった。午後9時以降に夕食を取る人の割合は、平成9年の調査に比べて20?60代で男女とも増加。特に働き盛りの40代男性で顕著だった。厚労省は、「人員削減で社員減少などによる長時間労働が影響しているのではないか」と分析している。午後11時以降に夕食を取る人の割合は30代男性が7・6%で最も多かった。
 朝食を抜く世代は、男女とも20代が最も多く、それぞれ約3割、約2割を占めた。一方、30代以降は世代が上がるにつれて低下、70代以降では男女ともに約2%で、お年寄りは食生活の乱れが少ない傾向がうかがえる。
 さて、このMSN産経ニュースの記事をご覧になり、読者の皆様は何か閃きましたか?! 特定健診開始から半年余りが経過しましたが、メタボ対策プログラムを揃えたフィットネスクラブの業況は振るわず、手軽に健康管理が出来る体組成計や特定保健用食品に人気が集まっているそうです。やはり、「腹回りは気になるけれどお金や時間をかけたくない」という消費者の実像が浮かび上がってきています。

 富士経済の調査によると、「メタボリックシンドローム対策市場の2007年における規模は、対前年比14・1%増の1兆4千億円であり、2008年には同18・7%増の1兆6613億円に拡大する見込みだとしています。
 2007年の市場を分類別に見ると、1兆2242億円にのぼる食品のうち、特定保健用食品が1163億円で9・5%を占める。茶系飲料や食用油などの規模の大きな品目が伸びていることや、缶コーヒー・リキッドコーヒーが新たな品目として加わったため、対前年比15・1%増となった。特定保健用食品では、中性脂肪値改善の訴求効能を持つ商品が市場を牽引しており、2008年もこれらの増加により対前年比9・3%増の1271億円となるもよう。
 外食・中食は、従来、糖尿病や肥満症などの特定疾患患者向けの病者用食品と完全食(カロリー等調整済み)宅配のカロリーコントロール食が主な市場だったが、近年はファミリーレストランや産業給食・ホテルでメタボリックシンドローム対策メニューが登場しており、試行錯誤の部分もあるが、徐々に市場を形成しつつあるという。2007年の外食・中食市場は、前年比18・0%増の157億円であり、2008年は、特定保健指導の導入や外食でもメタボリックシンドローム対策メニュー化が進むと見られることから、対前年比33・1%増の209億円と富士経済は予測している。
 メタボリックシンドローム対策ソフト・ネットサービスは、2007年にゲームソフトの「Wii Fit」やDVDソフト「ビリーズブートキャンプ」などがヒットして、対前年比で4・2倍に拡大した。2008年は、フィットネスクラブやエステティックサロンでのメタボリックシンドローム対策コースやメニューの増加が予想され、サービス全体で対前年比4・8倍になる見込みだ」

 これからの特定健診、特定保健指導をきっかけに拡大が期待されるメタボ対策市場ですが、潜在需要を掘り起こす生活実態と健康意識の高まりという追い風頼りの“待ちの姿勢”ではなく、業界団体などが一丸となって、水中プログラムの運動指導の展開を通してメタボ対策市場を積極的に掘り起こし、業界に風を吹かすようなビジネスモデルやマーケッテング戦略の構築といったポジティブな取り組みが、今こそ希求されるのではないでしょうか。様々な業界で法改正は大きなビジネスチャンスに繋がったことは歴史を見れば明らかです。特に、社会的・構造的な変化に対応するニーズやウォンツにミートできれば、ビッグビジネスに繋がります。
  なるほど、なるほど。最後までお読み頂きまして有り難うございました。読者の皆様に、何か良い“気づき”があれば幸いです。では今月はこの辺で。

(有)アクアヘルスコミュニケーションズ
大方 孝

 
 

 

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