AQUA HEALTH COMMUNICATIONS
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Vol.19 平成18年7月

 

SC業界も少子化対策を急げ!!

 『西暦2500年、日本の総人口は10万人!?』 日本の人口が縄文時代に逆戻り?「1・25ショック」出生率が45都道府県で低下し、04年の1・29を大幅に下回り5年連続で過去最低を更新しました。6月1日に発表された2005年人口動態統計(厚生労働省)によると「合計特殊出生率は過去最低の1・25に落ち込み、少子化傾向が政府の示す低位推計(1・22)に近い実態で進行している」ことが明らかになりました。出生率は年金を始めとする社会保障制度の基礎データとなるだけに、今後も低下が続けば、医療や介護保険を含めた社会保障制度全体の設計の見直しが必要となるばかりか、経済活力にもその影響が及ぶことが懸念されます。
 厚生労働省は、出生率低下の原因について、「晩婚化」「晩産化」をあげています。そういえば、私の周りでも結婚せずに仕事を続けている女性を多く見かけます。一昔前では、女性のインストラクターの在社期間が2?3年ということもありました。それで毎年のように新入社員を採用していたことを記憶しています。現在のように30?40代になっても現役で活躍している多くの女性を見ると、女性の社会進出が進み結婚にこだわらない生活設計を求める人が増えていることを実感します。厚労省の発表では、05年の平均初婚年齢は、夫29・8歳、妻28歳で04年よりも0・2歳高くなっているそうです。また、第一子を出産した母親の年齢は29・1歳で04年よりも0・2歳高くなっています。
 初めて少子化の負の影響について指摘がされたのは、恐らく1992年度の国民生活白書ではないかと思いますが、当時の合計特殊出生率が1・5台ということで、少子化が経済や社会に及ぼす負の影響について警告をしていました。
 今回、東京の出生率は、「0・98」と「1・0」を割るなど衝撃的な数字が発表されましたが、私の活動拠点の武蔵野市では、東京の0・98を下回る0・77と言う驚くべき状況で少子化が進行しています。バブル期の当時から市内の小学校の生徒のうち半数以上が中学受験する地域で、スイミングクラブに通う児童も9歳?10歳までに退会してしまうのです。
 それ以降は受験塾に通うという状況でしたので、既に学童会員は減少傾向となっていました。従って、当時から少子化の影響を懸念していました。先々、必ずスイミングクラブの会員構成が構造的に変化すると見込んで、さっそく高齢者対象のオリジナルプログラム(水中運動)の開発の取り組みを開始したのも、ちょうどこの頃のことです。
 一方、2006年度版の高齢社会白書では、65歳以上の高齢者人口は2560万人で、総人口に占める高齢者の割合(高齢化率)は20・04%と初めて20%を超え、『超高齢社会』に突入ました。さらに、同白書では、将来の高齢化率を10年後の2015年に26%、2050年には35・7%と見込んでいます。わが国では1994年に高齢化率が14%を超えて、欧州をはじめとする「高齢社会」の仲間入りをしました。大阪で万博が開催された1970年に高齢化率が7%に達し「高齢化社会」となりましたが、世界でも類を見ない24年という最速で高齢化率が14%以上の「高齢社会」に達してしまったのです。さらに、それからほぼ10年で20%の大台に達してしまったことになります。極論すれば、来年07年に60歳を迎える昭和22年生まれの所謂「団塊の世代」の方々240万人の20年後を支えるのは、今年生まれた106万人の赤ちゃんたちなのです。さらに、読売新聞(6/15朝刊)によると、「産科や産婦人科の看板を掲げている医療機関の中で、妊婦検診などを行なうだけで実際には出産を扱っていない病院や診療所が3分の1以上に上るという実態が日本産婦人科学会の調査で明らかになった」そうです。「産科婦人科を診療科目にしている医療機関は、病院が1428施設、診療所が3312施設の計4740施設。このうち出産を扱っていなかったのは、病院が148施設、診療所が1529施設の計1677施設でその割合が35%に達した。診療所に限ると46%が出産を扱っていなかったことになる」そうです。「常勤産科医も7985人で、これまで11000人以上としてきた厚労省の推計をおよそ3000人下回っている」とのことです。この結果について、「産婦人科学会では、『出産を扱っていた診療所が厳しい労働環境、少子化に伴う厳しい経営状況から出産の取り扱いを止めている。また、産科医の3分の1が60歳以上とされるなど高齢化が進む一方で産科医を志す若手医師も減っている。今後ますます減るだろう』というコメントを発表しています。この新聞記事をお読みになって、皆様はどのようにお感じになりましたか?
 そういえば、朝の通勤途上では、ディサービスなどの高齢者移送の車両がやけに目に付くようになりました。私はわが国の人口構造が大きく変化しているのを実感します。当然、SC業界もこの変化にしっかりと対応していかなければ、産婦人科や小児科のような状況に陥ってしまうのでしょうね。因みに、現在わが国で飼われている犬は1250万頭とか、ほぼ小学生以下の子供の数に匹敵するそうです。もはや、ペットはペットでなくなっているのかも知れませんね?!
 なるほど、なるほど。最後まで、お読みいただきまして有り難うございました。では、今日はこの辺で。

(有)アクアヘルスコミュニケーションズ
大方 孝

 
 

 

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