AQUA HEALTH COMMUNICATIONS
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Vol.13 平成18年1月

 

ヤマハスポーツ文化フォーラムが教えてくれた!

『あるべきプール、ありたいプール』 恒例となった「ヤマハスポーツ文化フォーラム」が、昨年の11月上旬より全国6都市で開催された。ヤマハ発動機(株)のプール事業は、昨年でちょうど30周年を迎えた。2001年に福岡で開催された第9回世界水泳大会で採用された50m特設プール(国際公認FRP製「水夢21」)は、屋内に大会期間中のみ設置され、大会終了後には解体撤去されるという世界初の画期的なプールとなった。
 こうした特設プールでコスト削減・短期施工、撤去・移設、再利用を実現したと言うことで、大いに世間の注目を集めた。また、『世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する』という理念から、最近ではスポーツ健康施設の管理運営事業も手がけ、スポーツ文化の育成と情報発信にも積極的に取り組み、プール総合企業としてプールの可能性を追求している。
さて昨年12月2日(金)、新橋・ヤクルトホールで開催されたヤマハスポーツ文化フォーラム東京会場の要旨をお伝えしよう。
 第一部基調講演は『指定管理者として認知すべき重点課題』と題し、(財)日本体育施設協会専門委員の坂田公一氏が講演を行った。指定管理者として収益改善や利便性向上などの課題解決にどのように対処するか、また、安定して継続できる体制作りをどのように構築するのか、といった問題解決について、氏のこれまでの選定委員としての経験からの解説や公募型プロポーザルにおける評価基準(管理者:総務・業務・サービス、関係団体連携の委託事業、振興や自主事業、目的内外の貸館業務、屋内外の一般利用、屋内外の建物の維持管理:清掃・設備・警備・植栽、さらには地域貢献事業など)の解説が大変興味深いものだった。
 第二部講演は、(財)日本体育施設協会施設設計監理部会の関根智氏から『事業プロセスにおける設計者の関わり』という講演が行なわれた。最近では、設計事務所が専門的な支援部門を持ち、客観的な立場から事業化支援を行うようになって来ている。その事業手法や管理運営を踏まえたプロジェクトマネイジメントの支援事例について紹介があった。
 第三部パネルディスカッションは『あるべきプール、ありたいプール』と題して、宮下充正氏(放送大学教授)、佐野和夫氏(日本水泳連盟専務理事)、石津正雄氏(前大洋村村長)、矢倉裕氏(ヤマハ発動機潟vール事業部長)の四氏が、それぞれの立場らから意見を発表した。特に、興味深かった講演は、茨城県大洋村の前村長であった石津正雄氏の「健康増進・介護予防を目的とした自治体のあり方」の事例で、プールで住民の健康増進を図り、高齢者の医療費の削減を実現した「大洋村健康プロジェクト」についてである。人口1万2千人、高齢化率28%の高齢化先進地区の大洋村が、平成元年を「健康元年」のスタートとし、大学研究機関と連携して、スポーツ予防医科学的手法を用いてメディカルチェックや体力測定を行い、その結果から運動メニューを作成して、健康づくり運動を展開した。
 そして、運動の結果を評価・確認し、さらに医療経済効果を実証したこと。「ピンコロ運動」の拠点となった「とっぷ・さんて大洋」では、25m×4コースの温水プールで水中運動などが行われた。その結果、下肢の筋力が高まり、「寝たきり予防」の効果に繋がるデータが得られた。そして、運動の効果が医療費削減にどのように反映されたかという追跡調査でも、健康教室の参加者と非参加者の1年間の外来医療費の差が、平成13年度では23万円の差にまでなったそうだ。仮に1千人の高齢者が、健康づくり運動を行えば、何も行なわなかった場合と比べて、年間におよそ2億円の差額が見込まれる計算に。これは、厳しい財政状況に直面している市町村とっては、まさに『天の声』ではないだろうか!?
 平成18年度から行なわれる予定の介護予防や地域支援事業では、筋力向上トレーニングなどが事業の中心となることが判明している。しかし、大洋村においては「当初から下肢の筋力が衰えている高齢者には、生理的にも水の物理的な特性からも、水中での運動がベストフィットする」という判断から、水中運動の導入を決めたという。そのような状況事態は、わがSC業界にとっても大いに追い風となる事実である。さらに、市町村の健康づくりビジネスモデルとしても、「産・官」いずれの立場せよ大いに参考にすべきことだ!! と「水中運動バカ一代」は思っています。
 年頭に当たり、水中運動バカ一代としては、「志と使命感を共有すること」のできる事業者や市町村とコラボレーション(協働)して水中運動による『健康づくりのビジネスモデル』を全国に構築・実現する1年としたいと思っています。
 戌年を"ワン・ダフル"にしたいと、お考えの御仁は、是非ともご連絡を。一緒に頑張ろうではありませんか!?(孫や子、日本の将来のためにも)
なるほど、なるほど。最後まで、お読みいただきましてありがとうございました。本年も本誌並びに「マイオピニオン」を宜しくご愛読くださいますようお願い申し上げます。では、今日はこの辺で。

(有)アクアヘルスコミュニケーションズ
大方 孝

 
 

 

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