AQUA HEALTH COMMUNICATIONS
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Vol.10 平成17年10月

 

流れの先を見極める!

 今回は、(社)日本スイミングクラブ協会東北支部が主催する「第1回指導力向上ワークショップ」についてご報告します。去る8月28日(日)に岩手県花巻市の花巻市文化会館(講義)と花巻スイミングスクールサンフィッシュイトー(実技)を会場として40名の受講者が参加し開催されました。このワークショップは、東北支部指導力向上委員会が「現場で活かせる知識や技術の習得を図る」観点から、近年の予防重視の必要性や健康づくりのための運動の効果が社会的に認知されるようになって来た状況を踏まえ、指導者が社会の変化に対応できるようにと、講習会事業の一環として初めて行なわれたものです。
 今回のテーマは、『生活習慣病の予防の観点から肥満解消』をテーマに「水中運動とダイエット」のプログラムが取り上げられました。まず、特別基調講演として「水中運動とダイエット」という演題で川崎医療福祉大学教授・小野寺昇先生を講師に迎え、講演が行なわれました。糖度計による機能性飲料の糖度測定など健康的なダイエットとエネルギー代謝の関連を面白おかしく実証しながらの講演は大好評でした。
 続いて、私大方が、「高齢者の為のアクアダイエット指導の手順と留意点」という演題で、体組成計を利用して講習開始前、終了後に体重・体脂肪率、基礎代謝量や筋肉量を測定した資料を元に高齢者の水中での筋力トレーニングの必要性と改善事例の報告を行いました。受講者にも実際に体組成計で計測体験をしてもらうなど、即実践的な内容で講習を進めました。その結果、データを計測した受講者の中には、ご自身のダイエットの必要を感じた方も少なくなかったようです。
 午後からは、高齢者の水中運動プログラムの実技が行なわれました。プールサイドセッションとして「効果のある基礎代謝向上のためのアクアフィットネス」という演題で、(有)アクアヘルスコミュニケーションズ取締役・大方ことみによる「アクアダンベルを利用した水中筋力向上トレーニング」が披露されました。会場からは、「結構疲れた」「思ったよりもきつかった」「ダンベルの動きにより筋肉の部位が認識できた」などの感想も聞かれ、受講者全員笑顔でアクアダイエットプログラムを楽しみながら、知識を、技を、情報を1つでも多く持ち帰ろうという熱気が充満、あっという間に予定の2時間が終了しました。
 ところで、今回のワークショップが開催された会場は、岩手県花巻市。近くには江刺、一関、平泉といった歴史文化の史跡も数多く、夏休み最後の休日ということもあってか、特に大河ドラマ『義経』と奥州藤原三代にまつわる中尊寺金色堂や毛越寺、高館義経堂など、人気のスポットは何処も中高年で溢れていました。ちょうど、NHKの大河ドラマ『義経』も壇ノ浦で平家が滅亡。いよいよ筋書きも後半に入り、佳境を迎えます。
 そして舞台は陸奥(みちのく)へと続き、クライマックスへ。元々、歴史好きなのでNHKの歴史大河 ドラマは欠かさず観るようにしています。今から年末がとても楽しみです。
 さて、毎年の大河ドラマのテーマは、その時代、その時代に求められているキーワードを暗示しているのではないかと、いつも思います。放映中の『義経』の場合、源氏と平家という対立する構図の中で、義経が平家を撃破し滅亡へ導くくだりは小説・ドラマ・歌舞伎などでもよく知るところですが、活劇や人情話として愉しむ事はやぶさかではありません。しかし、ドラマは源平合戦と義経の生き様を通じてどのようなメッセージを私たちに伝えようとしているのでしょうか? 義経は軍事的には、当時の常識を超える画期的な戦術を編み出す天才で、一の谷、屋島、そして壇ノ浦へと平家を追い詰め滅亡へと導いていきます。一方、兄頼朝は天皇親政を廃し、武家政権を樹立すべき鎌倉に幕府を開きます。この両者の決定的な違いは何でしょうか? 単なる兄弟間の仲違えという観点ではなく、義経には、『武家政権樹立』という、まさに戦略的な視点が欠落していたことが挙げられるのではないか?! と私は思います。もし、義経に源平の権力闘争や親の敵という戦ではなく、武家政権を樹立するという立志や使命感、時代の流れを鳥瞰するような視点があれば、衣川で僅か31歳という生涯を閉じることはなかったのかも知れないと思います(勿論、義経は時代の流れの中で翻弄されながらも懸命に生き抜く姿こそが、見るも者に共感を与えてくれます。『夏草や 兵どもが 夢の跡』 そして、判官義経は、日本人の心の原風景となったといっても決して過言ではないと、個人的には思います)。
 この意味で、私たちは時代の流れを戦略的な視点から捉えて対応すべきだということを歴史から学び取ることができるのではないでしょうか。
 平成16年度版高齢社会白書によれば、昭和50年(1975年)東北6県の高齢化率は山形県で10・1%と最も高く、青森県が7・5%と最低であったものが、平成16年(2004年)には、宮城県が最も低く19・3%で、その他の県でも全国平均の19・5%を軒並み上回り、最高は秋田県の26・1%となりました。さらに、平成37年(2025年)の高齢化率は、全国平均で28・7%、東北6県では、3割を超えると予測されています。
 今回の日本SC協会東北支部のワークショップは、まさに大局的な見地から流れの先の方向を見極めた講習会ということで、流石、戦略的!!と言わざるを得ない、と「水 中運動バカ一代」は感じています。なるほど、なるほど。今日はこの辺で。
 さて、皆様はどのように思われましたか? 最後まで、お読みいただきまして有り難うございました。

(有)アクアヘルスコミュニケーションズ
大方 孝

 
 

 

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