AQUA HEALTH COMMUNICATIONS
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Vol.2 平成17年2月

 

 京都清水寺・貫主によれば、その年を漢字一文字で表すと平成16年は『災』になるとか。その漢字の一文字が示す通り、昨年は地震や豪雨などの天変地異が相次ぎ、多くの困難や悲しみが続きました。災いが去(猿)り、飛躍の酉年の平成17年にバットタッチされ『災い転じて福となす』と誰もが願いたいところですが…。年末の新聞各紙には、介護保険改革に伴い介護予防の内容が多く掲載されていました。今後、給付の抑制と介護予防が柱となって改革が進むとの事です。年始には、少子の問題が取り上げられ、進む少子と人口減少が大きなテーマとなっていました。支え手が減少する「老いゆく日本の将来」に暗雲が垂れ込め誰もが不安を抱かずにはいられない。そこで、今月は、転ばぬ先の筋力向上トレーニングという訳ではないのですが、わがSC業界に関連した介護予防に関する先行事例をご紹介します。

 昨年の11月23日、『水中介護予防のすべて』というテーマで水中運動ワークショップ〔(社)日本スイミングクラブ協会関東支部主催〕が、武蔵野市で開催されました。特に今回は『アクアジムと水中運動』と題して川崎医療福祉大学・小野寺昇教授による特別基調講演が行われ、介護予防や生活習慣病などへの水中運動プログラムの効果が示唆されました。ワークショップでは、『アクアジムを利用した水中運動の実例』(弊社 取締役 大方ことみ)と『水中筋力向上プログラムの実際』(古河あかやまスイミングスクール 指導二課長 小山敬信氏) の実技講習が行われました。アクアジムは、その名が示す通り水中で行える、水の浮力や抵抗を利用した筋力トレーニングマシンで当日体験したモニターの高齢者の皆様からも、「筋肉を鍛えている感じがする。陸上ではとても出来ないが、水中では無理なくやれる。面白かった。力がつきそう。」等々と大好評でした。水中でのウォーキング等と違って「筋トレ」の実感があることが何とよりもモチベーションを高めるのに役立つのかも知れません。特に男性の高齢者からは評価が高く、男性の参加者を獲得するためのひとつのツールとしても期待感が膨らみます。また、アクアヌードルを利用した筋力向上プログラムでは、ゆっくりとした動きの中で無理なく自然に身体を動かしながら筋力やバランスを整える指導が披露されました。特に、普段から余り身体を動かすことの少ない高齢者には最適なコンディショニングプログラムであり、水中運動の奥の深さを改めて再認識するものでありました。

 さらに、昨年12月12日、(財)日本健康スポーツ連盟とウェルラウンド普及協会が主催する『ウェルラウンドエクササイズシンポジウム』が科学技術館サイエンスホールで開催されました。第2回のシンポジウムのテーマは、『介護予防に貢献する包括的運動の実践』。ずばり『介護予防に対して運動が如何に貢献できるのか』がテーマとして取り上げられたのです。そもそも《ウェルラウンドエクササイズ》とは、『有酸素系トレーニング、レジスタンストーレニング、ストレッチング、バランス運動などを上手に組み合わせることにより、ひとつの種類のトレーニングよりも高い運動効果が得られるというコンセプトであり、90年代からアメリカスポーツ医学学会(ACSM)をはじめとする国際的な学会で提唱されている。』というもので、今回のシンポには、医学療法士、健康運動指導士などの専門職が多く参加していました。アクア系からは、国士舘大学・須藤明治先生が「介護予防に役立つ水中運動の実践」(本誌創刊号の巻頭寄稿で紹介) をテーマに講義され、水中運動が介護予防に貢献出来るとの示唆に富んだ講義が印象的でした。レジスタンス系では、現在市町村で行われている筋力向上トレーニング事業と水中運動を比較した「自治体で行われている高齢者筋力向上トレーニングの実際と水中運動」(弊社 取締役 大方ことみ)というテーマで陸の筋トレと水中運動の市町村事業の実例が紹介され、また、不肖ながら私も『水中介護予防の概要とモデル事業の要点』(モデル事業構築の為の経営戦略と戦術)と題して(社)日本スイミングクラブ協会・関東支部で行っている「シニア水中筋力向上トレーニングモデル事業」の取り組みについて紹介させて頂く機会を幸運にも得ることが出来ました。

 私的に平成17年を漢字一文字で表すと…ずばり、改革の『改』ではないでしょうか!?わが国では、既に2003年の10月に20歳以上の人口に占める割合が50%に達しています。さらに、高齢化率も今年20%に達しようとしています。このように人口構造が大きく変化する時季には、旧来の社会的システムも否応なしに改革することを求められます。このことは過去の歴史を見ても明らかです。かつて私的高齢社会のキーワードは『高齢者・健康・交流・環境・公共性』の5Kと定義づけしていましたが、これからは『介護予防・構造改革・社会貢献・公共施設(指定管理者制度) ・協働(コラボ&コンソーシアム) 』の新5Kがビジネスチャンスになるのではないかと思います。きっと、この日本を元気にするのは「健康サービス産業」であると「水中運動バカ一代」は確信しています!! 今日はここまで。

(有)アクアヘルスコミュニケーションズ
大方 孝

 
 

 

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